第3回 公園スナック スタッフTの感想
先日、スタジオメガネで「第3回 公園スナック」を開催しました。
12名くらいの方が参加され、事例の紹介などから各々が思うことなどを話しましたので、その感想と報告です。
ちなみにブロックごとにタイトル的なモノを書いてますがこれは私が感じたタイトルです。
『公園スナックとは』
簡単に公園スナックの説明を。
多摩市が管理する公園の面積は市民一人あたり約8畳分の広さがあります。
その公園で「何ができる?」「どう使う?」と考え、そこから「実際にやってみよう!」へつなげるためにワイワイ話す場所。
それが『公園スナック』です。
スタジオメガネさんが『建築スナック』というのを開催されていて、お名前を借りました。
『1部 構造デザインから見た公園やスポーツ施設』
今回は株式会社KAP 代表取締役 萩生田秀之さんがこれまで関わられた事例を元に公園スナック、スタート。
主に「木」を使った施設の紹介とデザイン、そのデザインになった経緯などを聞きました。
※写真がなくてスミマセン。。。
月並みですが、公園には木造の施設が合うなと。
ただ、そこには自然と合うデザインも必要だし、木のメリット・デメリットを把握する必要があります。
メリットを最大限に生かし、それをブランディングして伝えることも大切だと思いました。
「木で作ったから温かみがあっていいでしょ」だけではもったいない。
技術的な部分と精神的な部分、両方をマッチさせると良い施設になるんですね。
サッカーグラウンドの例ではクラブハウスの軒下的なところで見学も可能という施設がありました。
特段ベンチなどがあるわけではないのですが、雨や陽を避ける場所が少しあるだけでも違う。
その「少し」が長く見ると「大きな差」になりそうです。
『2部 官民連携とPark-PFI』
休憩を挟んで2部のスタート。
元国土交通省公園緑地・景観課長、現在は「フリーだから肩書きが無いんだよ」なんて言いながらも全国を飛び回り講演・議論をされている町田誠さんからのPark-PFI事例の紹介です。
まず「Park-PFI」とは
都市公園に民間の優良な投資(飲食店や売店など)を誘導し、公園管理者の財政負担を軽減しつつ、都市公園の質の向上、公園利用者の利便の向上を図る新たな整備・管理手法。
これは全国の公園で進められていて、多摩市も多摩中央公園がこの手法を取り入れます。
全国の事例から現時点での成功例・イマイチ例などを聞きましたが肝は「官民連携」。
どうしても気概のある役所の方、民間の方がいないと良い方向へ進まないイメージです。
ただ、そういう方の登場を期待しながらも、私たちに出来ることを模索する必要がありますね。
昨年は台風で中止となってしまいましたが多摩中央公園で開催された「パークライフショー」などは、公園の使い方を考えるうえで良い機会でした。
それだけにもっと公園について伝える・知る機会になるはずだった、昨年の開催ができなかったのは大変残念。
『LIFE Campingは何ができるか?』
LIFE Campingは「もっと公園を自由に楽しもう」と考えていますので、多摩中央公園の動向は気になるところですし、Park-PFIが施行される際には何かしら関わりたいとも考えています。
これまで公園を利活用する側(プレーヤー)として活動してきましたが、萩生田さんの構造デザインや町田さんの法律から見た公園の使い方・考え方はとても勉強になりました。
おかげさまで多摩市をはじめ、町田市などでもイベントの際に声をかけていただくようになりましたし、民間企業との関わりもできてきましたので、今回の「公園スナック」で学んだプレーヤー以外の考え方も生かして公園を使っていきます。
あと、行政はどうしても縦割りでの部分があります。
(同じ公園を使ったイベントでもどの部署が仕切っているのかなど)
もしかするとそこを横断的に関わり、関係を築くこともLIFE Campingにはできるのかなと思いました。
少し大げさに言い過ぎましたが、そんな役割も見据えたいと思いました
※写真がないので「めがね食堂」の猫「きくらげちゃん」の後ろ姿